KYC Registry

コミュニティー協働による開発。 安全な共同プラットフォーム上で標準化したKYC情報を共有

KYC情報の共有プラットフォーム

利用メリット

各金融機関は専門チームを立上げ、各金融機関で重複している取引金融機関やコルレス先から、同じKYC情報を入手し、同様のデューデリジェンスを行っています。

これは大きな不効率を生み出しておりコルレスネットワークの維持と法令遵守履行コストを全体的に大きく増加させています。

他方、規制はかつてない程に強化され、また複雑化しています。金融機関ネットワークの各種業務、またこれらがもたらすリスクについて、綿密で、監査可能且つタイムリーな分析の実施が必要不可欠となっています。

コスト・リスク削減

これだけ広範且つ詳細な情報の取得・保持は非常に困難です。

費用効率が高く、簡便な方法でコルレス先との標準化したKYC情報の共有を求める業界のニーズの応え、SWIFTはKYC Registryを開発しました。

KYC Registryは2014年12月より提供が開始され、現在では175ヵ国以上の約2,000の金融機関がKYC Registryを通してKYC情報の共有を行っています。

業務効率性の改善、コスト削減、リスク軽減を、シンプル且つコスト効率的に実現するソリューションです。

KYC情報をKYC Registryに登録し当該情報を相手先金融機関と共有する場合は、手数料は発生しません。

高品質データの提供

業務効率化に加えて、KYC Registryを利用することで、グローバルスタンダードな必要要件に準拠した、品質の高い、検証済みのKYC情報の入手が可能です。

KYC Registry:

  • 業界標準のKYC情報 SWIFTは国際的な銀行グループと協働して、複数の法域にわたるKYCの要件に対応した、KYC情報の基準を定義しました。例えば
    • 本人確認資料
    • 所有権と経営体制
    • 事業種別と顧客基盤
    • 活動地域
    • 法令遵守情報(追加AML質問状、Wolfsberg AML質問状、、米国愛国者法証明、等)
    • 税務情報(TIN、GIIN、FATCA等)

アップロードが必要な書類等は、KYC Registryの画面上で、KYC情報提供者にわかり易く表示されます。入力エラーを削減することで、ユーザーの信頼度を高めます。KYC Registryのユーザーは標準化したフォーマットで比較可能なKYC情報をコルレス銀行から入手できます。

  • 検証済の最新データ

KYC情報の登録が完了すると、SWIFT は詳細にわたって相互検証を行い、不完全または更新が必要な箇所がある場合は、データの補完を依頼します。また提出データに変更があった場合は、コルレス銀行に通知します。

  • 情報管理

KYC Registryを利用して、登録したKYC情報の管理が行えます。

コルレス銀行からのKYC情報の開示要請の承認・否認を行います。また、コルレス銀行にKYC情報の提供依頼も行えます。情報開示の許可を行わない限り、KYC情報は第三者に開示されません。

独自分析の利用

SWIFT Traffic Profileを利用(有料)することで、KYC情報に付加価値を提供します。

グローバルなFINトラフィックを集積した中立的、事実に基づいたレポートにより、金融機関ネットワークを通した直接または間接的送金における制裁リスクやハイリスク地域へのエクスポージャーを分析します。

Compliance, KYCThe SWIFT Profile – Introduction and overview

コミュニティー主導の革新

KYC Registryは、SWIFTのメンバーが事実に基づいたKYC情報を共有するための、中立的なプラットフォームです。正確性及び流通性において検証済みの標準化したKYC情報に基づき、客観性を提供します。リスク分析における責任の所在は、KYC Registryを利用する金融機関の責任に委ねられます。